平成16年度 事業報告(総会資料)
(平成16年 4月 1日〜平成17年 3月31日)
1. 会員の状況(平成17年 3月31日現在)
総会員数 303名のうち企業関係者 190名(企業会員92社)
教育機関関係者 9名
行政機関関係者 75名
その他(NPO,個人) 29名
2. 通常総会
開催日 6月1日(火) 会場 高知商工会館
内 容 (1) 議 事 平成15年度事業報告、同決算及び監査報告
平成16年度事業計画案及び収支予算案の承認
規約の改正
(2) 報告事項 役員の交替等
(3) 記念講演 講 師:高知県コンクリート協同組合理事長 幸崎 真章 氏
演 題:事例発表(エコ産業大賞受賞その後)
3. 幹事会
6月より毎月1回の定例幹事会を10回開催し、重要事項の審議を行った。
( 6/1 , 7/6 , 8/3 , 9/8 , 10/12 , 11/15 , 12/14 , 1/11 , 2/8 , 3/8 )
※ 議事録は、逐次協議会HPに掲載しています。
4. 個別委員会
(1)ブランド化推進委員会
開催実績 1回(3/29)
<主な活動実績>
●LCA事業の報告
(1) LCAソフト「JEMAI−LCA」購入と実務研修の開催
(ソフト購入3社分、研修参加者8名)
(2) 自主勉強会(計6回開催)
(3) LCAに関する講演会聴講及び意見交換
(高知工科大学門馬研究室、講師 富士通研究所 端谷氏 21名出席)
(4) 2月定例幹事会において、一年間の活動報告
●環境配慮製品・サービスのPRの実施
既製作「ECOカタログ」の関係先、県外共同出展等で配布、協議会参加企業を
対象とした製品販売促進、エコデザインの啓発を行った。
●環境関連各種展示会への共同出展
全国規模の展示会に小間を確保し、協議会のPRを行うとともに、
会員の製品やサービスの成果を共同出展
◆びわ湖環境ビジネスメッセ2004(10/20〜10/22 滋賀県長浜ドーム)
a.四国産業・技術振興センター共同出展企画に参画
出展者:株)エナジオ (好熱性脂質分解菌S11D2950〔グリスカット〕)
b.その他単独出展(会員)
出展者:株)太陽 (新オイル燃料改質・燃焼装置〔アクアフュエル〕)
◆エコプロダクツ2004(12/9〜12/11 東京ビックサイト)
四国産業・技術振興センター共同出展企画に参画し、
四国環境ビジネス協議会ブースに出展
出展者:有)インタクト (リサイクル循環型資材〔ITウッド〕)
株)エナジオ (コンポスト装置用有機物分解剤〔アブレイク〕)
チカミミルテック(株)(省資源・省エネ型ドレーン工法〔エコPD工法〕)
高知エコデザイン協議会(「エコプロダクツ高知2005」開催PR、
協議会の取組み活動のPR及び会員企業の商品PR)
◆四国環境・健康フェア(1/14〜1/15 サンメッセ香川)
出展者:株)エナジオ (トータルサポートシステム)
株)ユイ工業 (ごみ収集袋用破集袋機)
宇治電化学工業(株)(遠赤セラミックス関連製品/乾式バレルシステム)
旭環境スポーツ施設(株)(メタルフォーム用スリーブ「メタピタスリーブ」)
さくら警備(株) (安心と便利の提供「テレキャット」)
有)創友 (水環境の保全・創出/節水による省エネを提案)
株)テラオ (土佐桧風呂)
高知エコデザイン協議会(「エコプロダクツ高知2005」開催PR、
協議会の取組み活動のPR及び会員企業の商品PR)
支援機関 (高知大学、高知工科大学、高知県産業技術委員会)
●研究会の開催
◆木内孝さんが語る「高知の歩むべき道」
日時:平成16年10月19日(火) 13:30〜15:30
場所:高知会館 参加者:約70名
◆大橋照枝 麗澤大学教授の講演
「『静脈系社会』を心豊かに生きるための“第三のモノサシ”『GPI(真の進歩指標』
そして『HSM(人間満足度尺度)』」
日時:平成17年 2月16日(水) 14:00〜17:00
場所:高知県工業技術センター 参加者:約25名
(2)アドバイザー委員会
平成14年7月26日、産学官連携によるネットワークを組織、会員
企業の技術的相談に応じる制度を創設したが、具体的に相談があった
事例はなく、いかに企業等の要望に答えれるか、検討の余地が残った。
(3)サロン活動推進委員会
開催実績 4回
第1回 5/25 平成16年度活動方針の決定
第2回 8/23 馬路村視察報告及びとされいほく視察概要決定
第3回 12/3 とされいほく視察報告
第4回 3/23 メッセの感想及び平成17年度の方向性
<活 動 方 針>
企業・消費者・研究者・行政など、協議会の誰もが気軽に参加でき、
意見交換ができる自由な集まり(サロン)として、次の4つの「S」を
活動指針とする。
・Salon
協議会会員、また時には県民にも呼びかけ、気軽に参加できる場であること。
・Sense
生活者としての感覚・良識に基づいた判断力と認識力、時代の必要性を感じ
取る感性を持つ。
・Spot
現場・現地主義: 環境に配慮した製品やサービスを実際に見る、訪れる、
現場の生の声を聞く、そこがサロンの会場となる。
・Support
エコ産業大賞受賞製品など、環境に配慮した製品やサービスを応援する。
他の3委員会(ISO、ブランド、アドバイザー)との連携を密にする。
<主な活動実績>
●エコ産業応援団
県内環境関連企業を訪問し、その環境に配慮した製品やサービスを視察する、
意見交換する、紹介することなどにより、企業の活性化を応援する。
◆第1回 7/16 馬路村視察(参加者16名)
内容:午前 馬路村農協「農協の歩み」とユズ加工場見学
午後 エコアス馬路村「森のまるごと循環術」と間伐材の加工場見学
参加者の感想は、HPに掲載、またエコアス馬路村へ参加者が考えた今後の
展開への提案を届ける。
◆第2回 11/9 第3セクター(株)とされいほく視察(参加者18名)
内容:午前 とされいほく本社(大豊町)にて概要説明
午後 いの町本川(旧本川村)間伐現場など視察
視察報告はHPに掲載、また「エコ産業応援団」として高知新聞「所感雑
感」に掲載される。
●環境産業メッセ「エコプロダクツ高知2005」で、産・学・官・民の
コーディネーターとして協力する。
(4)ISO取得推進委員会
開催実績 6回
第1回 5/7 「環境企業宣言」作成に向けた準備会
第2回 7/2 「アンケート」実施に関する打ち合わせ、「環境企業宣言」の
コンセプトすり合わせ
第3回 9/8 「環境企業宣言」のために環境畑作センター作成リーフレットの学習
第4回 11/18「環境企業宣言」具体的レイアウトのためのワークショップ
第5回 2/4 「環境企業宣言」最終校正に向けワークショップ
第6回 2/25 17年度以降のISO取得推進委員会のあり方討議
<活 動 方 針>
取得事業者増加のために経営層に対する啓発活動を重視する。環境ISO取得
企業のサポーターが増加するよう、消費者への広報活動に注力する。
<主な活動実績>
●高知県文化環境部循環型社会推進課を通し、県下ISO既取得企業へのアン
ケートを実施した。
取得企業・団体45社に送付 回答 36 (回収率 80%)
取得動機、取得後のメリット等を質問
●県下取得企業の紹介リーフレット
「環境企業宣言 〜あなたのECOひいきに感謝します〜」を作成した。
発 行:高知エコデザイン協議会
協 力:県商工労働部・県文化環境部・県農林水産部
掲 載 数:企業、団体名 53
発行部数:1000部
(エコメッセより配布開始、今後各種講習会等を通じ、極力消費者や学生の目
に触れる機会に配布していく)
17年度の活動に関しては、「ISO取得推進委員会」を一旦解消し、
ISO14001の普及啓発に有効な手段と活動を再度模索するために、
今後の活動をエコデザイン協議会全体の中で考えることに決した。
(5)メッセ実行委員会
開催実績 16回
<実施スケジュール>
◆環境産業メッセの開催事業
『環境産業メッセ・エコプロダクツ高知2005の開催』
4/12 メッセ実行委員会準備会開催:同実行委員会設置(委員長以下組織編成)
4/21 メッセ受託業者選定説明会(協力業者の公募)実施
4/30 委託企業選定要領決定(組織、委嘱審査員選任含む)
5/21 同委託業者選定審査会実施及び同委託業者決定・通知
5/25 環境産業メッセ・高知2005開催業務委託契約(契約額:19,500,000円)
6/11 キャラクターの使用の確認及びスケジュールの確認 (第1回実行委員会)
6/22 メッセ基本コンセプトの確認 (第2回実行委員会)
7/13 出展要綱、キャラクターの協議 (第3回実行委員会)
7/27 メッセ基本テーマの設定 (第4回実行委員会)
「高知から始める、みどりのビジネスとまちづくり」
出展要綱、キャラクターの決定
8/17 県外メッセでの広報の協議 (第5回実行委員会)
8/31 メッセ基調講演講師候補者選出 (第6回実行委員会)
9/ 1 出展要綱の配布開始
9/ 7 メッセ基調講師候補者決定 (第7回実行委員会)
9/28 メッセ共催後援先の決定 (第8回実行委員会)
10/12 ステージスケジュール決定 (第9回実行委員会)
10/19〜21 びわ湖メッセ告知PR
10/26 キャラクター名募集方法詳細決定 (第10回実行委員会)
11 /1 キャラクター名募集応募開始(締切日12/15 当選発表1/14)
11/15 各種スケジュールの調整 (第11回実行委員会)
11/29 ポスターの決定 (第12回実行委員会)
12/9〜11 東京エコプロ告知PR
12/21 ゾーニングの決定、出展者説明会及び交流会の決定 (第13回実行委員会)
1/12 キャラクター名決定 (第14回実行委員会)
1/14,15 香川メッセ告知PR
1/17 出展者説明会実施
2/ 9 広報関係出演者決定 (第15回実行委員会)
2/15 メッセ運営最終確認 (第16回実行委員会)
2/18〜20 エコプロダクツ高知2005開催(高知ぢばさんセンター)
3/31 実施報告書の作成・納入及び検査確認
◆高知エコ産業大賞の選定事業
11/15 エコ産業大賞実施要項の策定、審査会の設置(11月幹事会)
同募集要領の作成(11月幹事会)
11/22 同賞の募集開始(12/21同募集締切)、同審査会委員の就任依頼
12/10 同募集チラシ発送(高知ぢばさんセンターに依頼)
1/ 7 同審査会開催 大賞以下4点決定
1/27 同審査会長から協議会長宛審査結果報告
1/28 同賞応募者への選考結果の通知
2/ 4 同大賞にかかる知事連名の表彰状発行の依頼
2/ 9 同賞公表
2/15 同表彰状承諾通知
2/18 メッセ開催初日に表彰状実施(審査会長より受賞製品の講評含む)
<主な活動実績>
(1) 実行委員会を別途組織、各委員会から指名の委員参画により、協同運営を行った。
『環境産業メッセ高知エコプロダクツ2005』を開催する。
開催期間:平成17年2月18日〜2月20日 (金)〜(日)
出 展 者:70企業・団体の99小間
内 訳:56企業 72小間
NPO/研究機関 16小間
県内工業系高校フェア 6小間
その他協議会主催ブース 5小間
(2) 併催イベント(県内工業系高校) 6小間
(3) プレゼンテーション 14企業・団体
内訳:エコ産業大賞受賞企業 4企業
出展企業 6企業
小中学校環境教育発表 4小学校
(4) 講演会の実施 4回
内訳:演題 ●「環境を切り口に商店街の活性化」 (講師:安井潤一郎氏)
●「原宿エコものがたり」 (講師:山本 正旺氏)
●「四万十川方式水質浄化装置の維持管理は地域住民の手で」
(講師:松本 聰氏)
●「素晴らしき南極の世界」 (講師:高橋 誠氏)
(5) 環境に配慮した製品やサービスの実践などを積極的に奨励するため、
「第4回高知エコ産業大賞」を選定し、県内企業から広く募集し、
優れた製品等の表彰を行った。
■ 大 賞:株)技研製作所
環境対応抗圧入引抜機「サイレントパイラーECO82」
■ 優秀賞:三昭紙業(株)
「天ぷら油濾過機『油っくりん』用フィルター」
■ 技術賞:森昭木材(株)
「モックウール」(バークを利用した水耕栽培用培地)
■ 特別賞:四万十うきしまくらぶ
「養液栽培のナスの生産から、遊休農地利用の浮島(水生植物)の水質浄化、
パピルスの手漉き和紙、パピルス竹行灯の製造まで」
5.対外広報活動及び会員向け情報提供の推進
(1) ホームページを通じた協議会活動の広報の推進
(2) 全国規模の展示会等への参加(ブランド化推進委員会)
(3) 電子メール活用による会員向け情報提供
6.その他
(1) 協議会運営活動への視察受け入れ
16年9月 広島市経済局 観光コンベンション推進部
17年3月 中部経済産業局 資源エネルギー環境部
産業技術環境局 環境政策課
(2) 高知県リサイクル製品等認定審査会委員の派遣
県からの要請により、西山会長が委員として出席し、審査に携わる。
エコプロ2005に於いて、第4回エコ産業大賞表彰式後、認定証授与式
及び認定シンボルマーク表彰式を行った。
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