「楽しく、おしゃれに、エコクッキング」セミナー報告

2003.07.25


    Subject: エコクッキング実施報告書
    Date: Fri, 25 Jul 2003 11:46:49 +0900


 平成15年度サロン委員会研修事業報告

 「楽しく おしゃれに エコクッキング」〜お台所の3R〜
 
   日時:平成15年7月19日(土)14:00〜17:00
   場所:こうち女性総合センター ソーレ4階調理室

参加者は30名。西山会長を初め夫婦で参加の方、お子さんと一緒の方、

又男性も多数の参加で和やかに始まった。

1.開会あいさつ
  西山会長より、「室戸ふれあいエコファーム」さん提供のポテトの紹介もあった。

2.エコクッキング・・・講師:佐藤公子(フードコーディネーター)
  初めに日本栄養士会の資料より、台所ごみの約36%が食べ残し、13%が手つかず
  のものというお話がありエコクッキングの必要性や具体的な工夫を学ぶ。そして調理
  の見学。メニューとエコのポイントは次の通り。
  
  ・ハーブチキン→油で揚げないチキンカツ(廃油を出さない)
  ・オーブン フライドポテト→皮つき 油で揚げない
  ・ミネストローネ(スープ)→残り野菜などで作るスープ
  ・ツナの炊き込みご飯→省エネルギー(缶詰と冷凍野菜)
  ・フルーツ・ティー→残り物フルーツや皮を使う
    ・有機栽培の桃→皮も安心

3.試食
  テーブルセンターや花で飾られたテーブルでパーティー風にそれぞれ取り皿でいただ
  くおいしいひととき。これだけ作って出た生ゴミは三角コーナーに半分。
  最後に佐藤先生のお話・・・食事づくりの基本は健康、エコへの気配りは健康につな
               がります
4.循環型野菜の事例発表・・・室戸ふれあいエコファームの小松義人さん・藤戸さん
  本日のジャガイモの提供とたくさんのサツマイモを携えてはるばる室戸から。
  スーパーの食品残さを肥料として利用して野菜を作り、それを又スーパーに納品する
  取り組みについて発表。当協議会の平成14年度ブランド化補助事業費の活用事業。
  参加者も、グリーン購入としてこの野菜を応援しようということで一致。

5.生ゴミリサイクル指導と活動報告
  西川富恵さん(NPOゆうきリサイクル高知・サロン委員))によるワークショップ
   20年以上取り組んでいる西川さんにコンポストを使ったやり方とEM菌での方法
   を実際に学ぶ。継続するには環境への意識を強く持たなければできないと実感。

  土居雅夫さん(株式会社エナジオ・ブランド委員会副委員長)の活動報告
   *生ゴミ処理機2台のデモンストレーション・・8月から高知市も2万の助成金
   *「生ゴミリサイクルの取り組み事例」
    〜消費者、NPO、企業が連携した取り組み手法〜
    NPOゆうきリサイクル高知と(株)エナジオが、アドレス高知(医療施設)の
    リハビリを兼ねた野菜作りに生ゴミリサイクルの肥料を提供し、その野菜を生ゴ
    ミ提供者に返す取り組み。今後の展開が期待される。

6.終わりに
  当協議会の名誉会長である橋本知事の奥様橋本孝子さんも主婦として最後までご参加
  いただいた。一言感想をいただく。
  西山会長のあいさつに続き、閉会のことばは山中誌朗サロン副委員長(メッセ総務委
  員長)「残さないように食べて帰りましょう」に、一同残った桃をすべていただく。
  おみやげに、「室戸ふれあいエコファーム」のジャガイモとサツマイモを分けて解散。

 内容が盛りだくさんで長時間になったが、伊丹サロン副委員長の息子さんのお手伝いなど
 和やかにすすめられた。参加者、協力者の方々に感謝。
 「一人の百歩より百人の一歩」この研修が環境問題を実践する一歩になれば幸いである。
                
                             (西村記)

(以上、西村委員長連絡メールより転載)