1985年(S.60) 第13回 鷹新人賞作品より アネモネのくずるるばかり愛されし 御器噛にステレオびびと鳴りにけり 昼顔の光の奥の逢瀬かな 昼起きて音愉しめり松手入 掃き納め壁にモンロー微笑みぬ 山小屋を出で大年の夜景なり 汝と居て蛤汁のうす濁り ミロは亡しにぎやかに出よ地虫たち
鷹新人賞「受賞のことば」より抜粋 受賞の真価は数年後、これから問われるものと考える時、 大変なことになったと思いはじめています。だから今は自分 自身を祝うのはお預け。でもいつかは俳句が好きな自分自身 に「おめでとう」が言えるようでありたいと考えています。
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